構想中・候補あり・設計へ。今の段階で相談できること。

今の段階で 相談できること

この記事で分かること

候補が出る前は、探す条件の優先順位を。候補が出たら、希望に合う点と追加で調べる点を。申込期限が近いときは、期限と必要な確認を先にお知らせください。

目次

  1. 探す前は、希望の理由と優先順位から
  2. 候補があるときは、合うことと要確認を分ける
  3. 具体的な空間をつくる段階へ
  4. 物件を見始める前に、総額の空欄をつくる
  5. 候補が出たら、資料で分かることを先に
  6. 設計に進むときは、依頼の境目をそろえる

1. 探す前は、希望の理由と優先順位から

どんな時間を過ごしたいか、今の場所で変えたいことは何か。物件の条件へすぐ置き換えず、希望の背景を伺います。住まいのコンセプトワークでは、3回の対話を通じて、選ぶための基準を「暮らしのルールブック」にまとめます。

1回目は希望と不安を互いに知り、合意を急ぎません。2回目は希望の理由や違いを言葉にします。3回目はその基準を物件資料などに当てはめ、合うこと・合わないこと・まだ確かめることを整理します。対話の間に考えたことも、次の回へ持ち寄ります。

2. 候補があるときは、合うことと要確認を分ける

候補のURLや資料があれば、惹かれた点と迷っている点をお知らせください。したい暮らしや活動と照らし、合うこと、合わないこと、まだ調べることを分けて考えます。

個別物件の技術調査や評価、現地での確認は、初回相談やコンセプトワークにすべて含まれるわけではありません。必要な仕事と費用を別途確認します。

3. 具体的な空間をつくる段階へ

調査、企画、設計などが必要になったら、何を行い、何をお渡しし、どの範囲を担当するかをそろえます。住宅も事業の場所も、案件に応じて関わり方を決めます。相談したことを理由に、後の設計まで依頼する必要はありません。

4. 物件を見始める前に、総額の空欄をつくる

住宅を探す前に、いきなり購入価格の上限を決める必要はありません。物件代、購入時の諸費用、設計や工事、家具、引っ越しなど、住み始めるまでに必要そうな項目を先に並べます。分からない金額は空欄にしておくと、あとで「予算の中に入れていなかった費用」と「まだ数字を調べていない費用」を見分けられます。

希望も同じように、守りたいことと、方法を変えられることを分けます。たとえば「二人で夕食をとる時間を増やす」は守りたいこと。対面キッチンは、そのための手段の一つです。別の間取りで同じことができるなら、候補を広げられます。予算と希望を別々に固めず、行き来しながら考えます。

5. 候補が出たら、資料で分かることを先に

販売図面で見える広さや配置と、現地で確かめたい日当たりや音を分けます。水まわりを動かしたいときは、現状の配管や工事の条件を調べる必要が出ることもあります。図面を見て話せることと、建物の調査や管理側への確認が要ることは、同じ段階で答えが出るわけではありません。

申し込みまで日が少ない場合は、希望の整理を最初からやり直すより、「その答えによって買うかどうかが変わる」項目を先に選びます。たとえば作業部屋がつくれることが前提なら、それを先に確認する。期限までに分からなければ、何が分からない状態で判断することになるかも書き出します。

6. 設計に進むときは、依頼の境目をそろえる

調査だけを頼む場合と、間取りや仕上げまで頼む場合とでは、必要な情報やお渡しする資料が変わります。すでに別の設計者や施工者がいる場合は、誰がどこまで決めているかも手掛かりになります。計画を途中から引き継ぐ場合ほど、既に決まったことと、今回から考えることを分けておくと話が進みます。

相談の前に、計画書をつくる必要はありません。「候補が二つある」「工事費が分からず止まっている」「来週までに返事が必要」のように、今の状況が分かる一文があれば、どの段階の相談かを一緒に確認できます。

相談する場合は、初回相談フォームに、すでに分かっていることと、いちばん迷っていることを添えてください。

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この記事を書いた人

宮城 洋之|meta architecture project(m-ap)。一級建築士・宅地建物取引士・FP2級。建築設計、まちづくり、既存建物の活用に取り組んでいます。

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